魂の感動、会津会会長、川島弘守様を偲ぶ会  

内閣官房副長官をされた会津会、川島会長のお別れ会が、先週の土曜日にホテルオオクラの平安の間で行われました。

会津会幹事の私は感動のあまり、その夜は眠れませんでした。

「感じて動くこと、そこに運と縁が生まれる」は川島先生の名言で、氣の言葉「心が身体を動かす」と相通じるものがあります。

「我ら、愚直な会津人よ、今日本は戦後最大の精神的危機にある。だからこそ、今こそ、日本の為に立ちあがれ!」と言われていました。川島先生を慕ってプロ野球界をはじめ多くの錚々たる人物がお別れに来られました。

今から30年も前のことですが、王選手が通産868本、世界一のホームラン王に輝いた時に私の勤務校の玉川学園に来てくれました。どんなことでも世界一が大好きだった小原先生がお祝いに学園に呼んで下さいました。

体育館でお話をしていただき、学園の生徒全員の前で見せてくれた「氣のフルスイング」は今も強烈に目に焼き付いています。ホテルオオクラでの食事会でお会いし、親しくお話をする機会がありましたが、王さんは当時のことをお話したらちゃんと覚えていて下さっていました。王さんは心身統一合氣道の創始者藤平光一10段から道場で「氣の打法」を教えられた「氣の達人」です。また、王さんのことは私の拙本『心の教育の実践と「氣」』にも書かせて頂きました。
あの一本足の打法がまさに「氣の打法」で「氣の活用」の岡村理事長と副理事長の私が皆様にお教えしているものです。大震災後福島の10校に出かけお伝えしたものがこれです。「氣の活用」はまさにこの「氣」なので、王さんは目を丸くして大いに盛り上がりました。

東京都私立学校の多くの先生方にもお話をしましたが、この「氣の活用」の話を川島様の御友人である同年代で今年90歳になられる読売新聞社社長、渡邊恒雄氏にもしました。最後の最後まで、6時から9時過ぎまで川島様とのお別れを偲んでお食事をして頂きましたが、川島様を慕うナベツネ様の姿に感動し、川島様の人柄が偲ばれ、人情に厚いナベツネ様にも「氣」をお伝えいたしました。

王選手の一本足打法はまさに心身統一合氣道の「臍下の一点に心を鎮めて統一して打つ技」すなわち「氣のフルスイング」です。

この「氣の技」のルーツは今、NHK大河ドラマで放映している「八重の桜」、会津藩の極秘の技、大東合気柔術です。
東大の鎌田教授が「禅と合気道」の中でこれに付いて書かれています。

元氣になられた尊敬する世界の王さんとお話が出来きたのは嬉しかったです。王さんはサインには必ず「氣力 王貞治」と書いてくれます。

川島会長、先生はNHKの大河ドラマ「八重の桜」を楽しみにされていましたね、どうか天国から我らを見守っていて下さい!

我ら会津人、先生の教えを守り、「ならぬものはならぬ」会津の精神(こころ)を引き継ぎ、愚直を貫き、日本の教育に会津の武士道、「氣の活用」を広めてまいります。
今までのご指導本当にありがとうございました!

合掌!