氣を出して北風に向かって口笛を吹きましょう!

 寒さが厳しくなってきましたが、皆さんお元気ですか?今年も残り少なくなってきました。師走とはよく言ったものです。忙しくてなかなか書けませんでした。
 今日は先日私が学校で、教職員、父母、学生対象に氣の研修会を開きましたが、その研修に参加されたある先生からのメールをご紹介します。

 栗田先生
 いつも参考になる氣の活用を紹介して頂き有難うございます。前回「氣の講習会」に参加させていただいてから、プラスの気持ちを忘れないように心がけています。今朝も「寒い!」と言いかけて、「冷たい空気が清々しい!」と言い換えました。
 授業にも私生活にも効果が出て来たように感じます。「氣」について知る機会を与えていただいて有難うございました。生活しているといろいろな出来事やニュースに触れますが、気持ちも身体もいつも元気でいたいものですね!
 もうすぐ冬休みが始まります。楽しいお時間をお過ごしになって、良いお年をお迎えください。今後ともご指導よろしくお願いいたします。                12月10日 中学年 国語科教師

 嬉しく、メールを拝見いたしました。
38年前私が新任の教員時代、塾教育と言うものがありました。昭和45年私は青雲塾と言う塾舎で3年間、北は北海道から南は沖縄まで、全国から集まった中学生60名と寝食を共にしていました。今考えるとすごいことをしていたと思います。当時塾長だった小原国芳先生は「寒いと思うから寒いんだ!寒くないと思えば寒くない!」「北風に向かって口笛を吹きなさい!」「塾生諸君、君達は毎朝寒中冷水浴をやりなさい!」と言われました。
 今の私の心身統一の合氣道の先生と通じる、同じようなことを言われていたのです。早朝6時、暗くて寒い塾の地下室の風呂桶に水を張り、私も塾生達と一緒になって冷水浴をしたものです。今思い出しても国芳先生は当時、かなり氣の入っている先生でした。今、同窓会でもう50代になるその当時の塾生達と会う度に「先生、あの時のつらさを乗り越えられたので何でも出来ます!」と言ってくれるのです。

 今年、岡村先生の「氣の活用」に出合って、冷水浴をしなくても、臍下の1点に心をしずめ「氣」を出せば寒さは吹き飛んでしまうことを学びました。心身統一の呼吸法を学び氣を出すのです。そうすれば何事にも恐れることなく積極的に活きて行けるのです。
 皆さん、氣を出して北風に向かって口笛を吹きましょう。