大宇宙の氣に感謝

人生の最も苦しい いやな 辛い 損な 場面を 真っ先に 微笑みを以って担当せよ!

  身勝手な親や子供が増えている。殺人事件に関する記事が毎日のように新聞に出ているが、明治時代45年間で、殺人事件が新聞に載ったのは、たったの一件だけであったそうである。食べ物や全ての命あるものに対して感謝をする習慣が薄れている。昔人は自分の子供にだけでなく言っていた「悪いことをしたら地獄に堕ちるよ!」という言葉も聞かれなくなった。学力だけを身に付け、良い仕事にありつければ良い、という親や子供があまりにも多くなってきた。本当に情けないことである。
 我が校では一人一人の生徒は毎日当番で駅から学校までの道のりに落ちているゴミ拾いをしている。したがって駅から学校までの20分の道のりにはゴミが落ちていないのである。私は町田市の「薬師池公園西緑地を守る会」の会員である。町田の自然と緑を守るために、私は車通勤をやめ、家から学校までリュックを背負い、左手にビニール袋を持ち、右手にトングを持ち、ゴミを拾いながら、片道40分のルートを往復毎日元気に通勤している。歩くときには私流の「氣の全身呼吸法」で颯爽と歩いている。6歩呼吸を吐きながら歩き、2歩息を止めて歩き、さらに6歩吸いながら歩くのである。そうすると心身が一つになり全く疲れを知らないで歩けるのである。リュックなので背中が真っ直ぐになり仙骨が起き、寒中でも学校に近くなると背中にうっすらと汗を感じる。学校の正門では国芳先生の直筆で書かれた我が校のモットー、「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な 場面を 真っ先に 微笑みを以って担当せよ!」が括弧不動の姿で、生徒、教職員、父母を励ましてくれている。電車に乗ってもバスに乗っても、私は氣の出る姿勢を保つ為に絶対に座らない。電車を待つホームでも自然体で時々肩を二回上下させ、仙骨を伸ばし、不動の氣の姿勢で立っている。文字のごとく姿勢とは姿に勢いと書く。したがって突然後ろから押されようが、電車が急停車しようが、びくともしない。生徒やご父兄、警備の方々、どなたとでもすれ違う時は誰にでもしっかり氣を向けて、笑顔で元氣に挨拶をする。私の学校の生徒は誰にあっても笑顔で「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」と元気に挨拶が出来るので有名である。昔あるとき学校に泥棒が入ったことがある。その当時の塾生が泥棒に「こんばんは」と元気に挨拶したという話は有名である。
 日本の若者が自然に混雑した電車内で進んで席を譲ること、落ちているゴミを自然に拾うことが出来るようになることを切に願う。そうなれば今の元気のない日本も活力を取り戻し本来の力が復活し、地球の未来も明るく見えてきて、大きな夢のある子供達が後に続くであろう。
 国芳先生は私に「天に星、地に花、人に愛」と色紙に書いて下さった。この世の中の美しいもの、「宇宙の星達、地上の花たち、そして人間の愛」を子供達に伝え、感謝の心を育てたいものである。
 小原国芳先生は実に氣の教育者であったと信じる。



今日は梅の花が咲き始めた薬師池公園に午後から尺八を吹きに出かけました。

すろと、卒業生で今年30歳になる横松君が、昔担任をしていたことのある今さんと結婚し、9ヶ月の女の子を乳母車に乗せ散歩をしていました。尺八で演歌を聴かせたら、驚いて泣き始めたので子守唄を吹いてあげました。すると、今度は寝てくれました。(笑い)

子育て、大変でしょうが楽しんで良い子に育ててください。

呼吸法をお教えしていたらダリア園の方から来られた方が、興味をお持ちになり、教えてくださいと言われたのでご指導いたしました。