青雲塾生の集い!
今から40年前、1970年、昭和45年から、塾生達と24時間寝食を共にしてきた、中学部の青雲塾が、いよいよ取り壊しになります。
なくなる前に懐かしい塾舎を是非とも、もう一度見たい、自分の子供にも見せておきたい、との願いで、元塾生達約120名が全国から集まって来ました。
朝の礼拝を行った三角点、自分達で作った野外劇場、朝の点呼はここで行いましたね。
今日は私の尺八で、國芳先生の好きだった讃美歌、恵みの光は♪、を歌いました。
自分の名前の入ったプレートを見つけて30年以上も前の記憶が一気によみ上がったようです。
元塾生の国本君は立派な社長さん、私よりもはるかに貫禄が付いてきました。(笑い)
塾食堂では最も若い塾生の司会で、食事会、団欒をいたしました。
沢山写真を撮ってもらいましたが、これは結城君、高橋君、田島君、小松君、佐生君、千葉やん、白石先生そして私です。
自分達が朝晩ワックスで磨いてきた寝室や、食堂の床を卒業生に裁断していただき、記念として差し上げました。
また、塾生のことを書いた私の本「心の教育の実践と氣」を皆さんにもらっていただきました。
この本に書いた、心と身体を統一する「氣の技」を、学級担任をした三木君に登場してもらい、実技を入れて皆さんにお話しいたしました。
「臍下の一点に心を鎮め身体と心を統一する!」極意、人間の心と身体をひとつにする技です。
「氣の力」「心の力」の出し方を見て、皆さんがその素晴しい力に驚かれていました。
他にもあと3つのすごい技がありますので、次回また、青雲塾の会でお伝えいたします。
二次会は町田のホテル・エルシーで、時のたつのも忘れ思い出話をいたしました。
なんと最近受験校で有名になった小野学園をここまで素晴しい学校にした教頭先生は1970年に3年生だった景山君でした。のんびりした昔の面影は全くなく、教育者の顔でした。
受験校、勝ち抜くために、一番大切なことは何?という私の質問に、彼はこう語ってくれました。
簡単ですよ。國芳先生が言っていたことです。教育は教師です。
①「学問、生活すべてにおいての真理の追求!」
②「教えるのではなく、考えさせる教育!」
③「心からやる氣を起こさせる教育!」
④「自分達の教室を自分達で美化労作する教育!」
「以上がぶれないことです!」と自信に満ちた表情で語ってくれました。
天国で國芳先生と岡田先生が、「お見事!」と言っているのが聞こえるようでした。
おやじさんの教えを着実に実践する素晴しい教育者が育っているのを知り、嬉しく思いました。
他の塾生達も素晴しく、校歌のタクトを誰がやるかで、じゃんけんになるほどの積極的な塾生達!
歌いながら涙が止まらない、教師冥利につきる一日。
しみじみと40年間を振り返り、感謝、感謝、感謝の一日でした。
青雲塾会、万歳!