福島に元氣を!3.11プロジェクト継続中
福島県立川口高校若桐寮指導員として 栗田和悦(70歳)
東京都内の学校法人玉川学園で43年間英語の教師として教鞭をとった後、福島県を中心に全国の学校支援で「人間本来の力を発揮する方法」の講演活動を行ってきた。
3.11の後、5月に立ち上げた「福島に元氣を!3.11プロジェクト 画面右側の動画「ニュース金山中学校」をスタートとして福島県内の小中高、十数校に出かけてきた。現在も継続中である。
首都圏でも活動を展開することになったが、上の写真は昨年11月28日に東京の名門国立高校で保護者及び野球部の生徒対象に行ったときの様子である。
3年前に母校福島県立川口高校が存続の危機に立たされていると聞き、月に一度、計17回の生徒との面談、心の悩み事相談などをやってきた。同校の所在地である金山町は町の総意で生徒数の確保、寮の建設などに力を入れてきたが、年間を通しての指導員が見当たらずに困っておられた。
そこで現在川口高校首都圏同窓会の副会長をしているOBの一人として私は今年5月から年間を通して生徒達と一緒に宿泊をし、生活相談や、学習支援をしながら、一人一人を応援する指導員として活動をしている。自然教育村と呼ばれる奥会津の金山町の大自然と一緒に彼らを教育している。
5月にはこの神秘の湖、沼沢湖に高校生達と往復10キロの遠足に出かけてきた。
首都圏から来ている生徒もいて、それぞれが何かの問題を抱えている子供達もいる。しかし、彼らは今この寮生活で親元を離れて自立することを学んでいる。当初、精神的な様々のストレスを抱えて来ている生徒もいたが、11月の今では笑顔、寮生活にも慣れ学習にも目覚めて、学年トップの成績で頑張っている生徒もいる。また中学で不登校だった生徒が一人一人の個に応じる川口高校の的確な指導の下、学習もトップクラスになり、積極的に生徒会の重要なポストに選ばれるなど活躍をしている。
私は雪深い奥会津の大自然で一人一人が落ち着いて自分たちの夢に向かい、しっかりと目標を持った行動が出来るように応援をしている。
若桐寮指導員 栗田和悦
NPO法人氣の活用コム 副理事長
川口高校首都圏同窓会副会長
会津会常任幹事
会津会会報編集委員
奥会津かねやまサポーター
「福島に元氣を!3.11プロジェクト」共同代表(NPO法人氣の活用コムの岡村隆二理事長と共同)
著書「心の教育の実践と氣」(湘南社)