品川区柔道審判講習会


品川区柔道連盟の会長山内様のご依頼で、品川区総合体育館で「柔道における氣の活用」の研修会を行いました。
中学校で武道が必修科目となった今、怪我をしないようにするにはどうすればよいか、柔道の試合などで力任せにやらないで、リラックスして氣を出すにはどうすればよいか二人一組で実験していただきました。

皆様柔道5段6段の腕前の審判の方でしたが、リラックスしたときの力がいかに強いかを解っていただきました。
緊張して勝てなかった今回のロンドンオリンピックの男子柔道の皆様には是非この技を理解していただきたいです。

オリンピックのボクシングで金メダルを取った東洋大学の職員の奥さんの行為こそ影の金メダルです。
奥様がロンドンから帰宅されたその日にテレビ局の取材が自宅に押し寄せて来て映し出された文章です。
冷蔵庫の張り紙に書いてあった言葉です。
その言葉はなんと二年前に奥様が書かれた言葉だったそうです。
「オリンピックで金メダルを取りました。お蔭様で家が買えました。有難うございました。」
二年前から現在完了形で金メダルを取ったイメージを夫にしっかりと描かせていたのでした。
すばらしい奥様です。
「リラックスして、勝ち取ったイメージをしっかりと持って試合に臨む」これこそが氣の極意です。
勝とう勝とうと思ってはだめです。勝って金メダルを手に入れ、首から下げている自分をしっかりと描いて、毎日リラックスして練習をするのです。そしてその氣を試合で出せばいいのです。