プラスの氣の種蒔き

「心の教育」と「氣」  湘南社



 昨年出版した私の実践報告書です。



「岡村隆二」先生から次のようなお言葉を頂きました。



私は浄土宗のお寺の次男として生を受け、大正大学で仏教学を専攻しました。
40年ほど前に、山岡鉄舟の命日の一九日から命名した座禅と禊ぎの修行道場である「一九会道場」で、老師から公案をいただき、必死に「心身一如」を求道してきました。
同時に「今の仏教界を、何とか本来の姿にしたい」という強い決意で座禅をしていました。
そんな中で30年前に、「心身統一合氣道」と出会い、武道という別の登り口から登ってみたら、『心身統一』 → 『心身一如』にぶつかりました。

栗田先生も小原国芳先生から直々に薫陶を得て、「今の教育界を何とかしおたい!」「真の教育とは!」という強い問題意識をずっとお持ちでした。
また、「キリストの教え」も学ばれて、求道心がおありでしたので、「氣の活用」に出会って、『啐啄同時(そったくどうじ)』に、「氣の活用」をすんなり受け入れられたのだと思っています。
キリストも釈迦も空海も、まさに「氣の達人」だったことを、私は確信しています。
栗田先生は自らを「教育における“氣の伝道士”」と称して、『学校教育における“氣の活用”』を実践されています。

学校教育で、宗教教育が禁止されている現状ですが、『氣の活用研修』では宗教という形をとらないで、結果的に「心身統一」「心身一如」を体得させています。
「“心と身体”の健康セミナ−」として、1時間半〜2時間の講習で体得できます。

新渡戸稲造氏は「武士道」のまえがきに、「武士道」執筆の動機になった故ラブレ−氏との会話を記載しています。
「『学校で宗教教育というものがないとは。いったいあなた方はどのようにして、子孫に道徳教育を授けるのですか?』とのラブレ−氏の質問に、私は愕然とし、即答できなかったが、その答えは“武士道”である・・・」と、述べています。
また、「武士道」の最後に「何世代か後に、武士道の習慣が葬り去られ、その名が忘れ去られるときが来るとしても・・・」と予知している。
現に武士道は、一般の日常生活にはそれほど浸透していません。
私は、この武士道に代わるものが『氣の活用研修』であると、自負しています。

現代社会では、子供から高齢者まで、『生きる力』『生きていく力』が弱くなっています。                                  
今まで65年間の「過分な人生」へのご恩返しとして、NPO法人「氣の活用コム」のボランティア活動で、「自分にもこのような力があったのだ!」と、自分自身に自信を持たせて、自分の人生を闊歩できるように、若い人たちの手助けをしたいと思っています。
また、いろいろな分野で“氣の伝道士”を育てていくことも、私の使命だと確信しております。
栗田先生、これからも全国に“プラスの氣”の種を、一緒にまいていきましょう。
          NPO法人「氣の活用コム」理事長 岡村隆二



 
今年も子供たちの心に沢山のプラスの氣の種を蒔きました。

町田第5小学校の生徒達への氣の研修です。



 今日は先月読売新聞社主催、全国高円宮杯スピーチコンテストで第一になった井上さん親子が氣の道場に見学に来られ、プラスの氣の心を学んで行かれました。