明日への遺言

青雲塾を創建された岡田陽先生が26日にお亡くなりになられました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

お通夜は12月1日(火)6時30分より、告別式は2日(水)午前11時より行なわれます。

場所は町田市森野1−11−14 (湘和会堂 町田)電話(042−720−0201)です。

私の本「『心の教育の実践』と『氣』」にも書かせていただきましたが、先生は日本の演劇教育のリーダーとして貢献された方で、宮元亜門をはじめ多くの演劇界の方々を世に送り出された先生でした。青雲塾時代には岡田先生のご自宅に食事に招かれて、お父上である岡田資中将の直筆の書をみせて頂いたことがあります。一昨年上映された岡田中将の映画「明日への遺言」は素晴らしかったです。日本の最後のサムライとして、死を前にして残された中将の言葉「私の業の泉はバックに宇宙の大生命力即ち仏様の力がある限り無限である」はまさに宇宙の氣を感じさせる言葉だと思います。家族を思い、部下を思い、国を思う岡田中将の姿に心を打たれる映画でした。

私が学園の中学部に就職する時に中学部長として採用の面接をしていただきました。その後、中学部英語科教員として、ご自宅前の青雲塾舎監として勤務させて頂き、ご指導をして頂きました。お陰で今日の私があります。


80周年記念式典の夜に、ご子息から式典が見事に出来たという報告を耳にし、満足そうにうなずいて美しい紅葉の如く見事に散って逝かれたそうです。享年86歳でした。


ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。