小久保選手の氣力のフルスイング

kurita01292008-03-17


庭のミモザも満開になりました。

ところで今日は凄いことがわかりました。まさに氣の力です。

ダイエー・ホークスの主砲・小久保裕紀は先日ブログで紹介した高畠導宏氏に大打者になるために不可欠な教えを受けたそうです。

小久保が師と仰ぐ高畠導宏氏はダイエー・ホークス、オリックス中日ドラゴンズ、ヤクルト、千葉ロッテと打撃コーチを務めました。

沢山のタイトル保持者を指導した高畠氏はダイエー・ホークス時代の小久保選手に「氣力のフルスイング」を教えたのです。

平成3年11月、高畠氏がダイエー・ホークスのバッティングコーチに就任した年に、このダイエー・ホークスに氣の力を教えたのが、「氣の活用」岡村隆二理事長と心身統一合氣道八段の故石崎俊明先生でした。当時の監督は田淵監督でした。

そしてダイエー・ホークスコーチの4年目に高畠氏は入団してきた小久保選手に氣の打法を教えたのです。「いいか、ボールに突っかかっていかず、さあ、、いらっしゃい、というぐらいの気持ちで打席に立て」と教えたそうです。

これがまさに全身の力を完全に抜いたリラックスの氣の打法です。

これは有名な話です。

小久保が恩師・高畠氏の病を見舞いに行って、その二週間後に氏の逝去の報に接しました。報せを受けた翌日、巨人軍の小久保は広島戦で、決勝の満塁ホームランを放ったのです。小久保自身250号目の記念のホームランでした。

翌日のスポーツ紙には、「天国に届け。豪快に打ち上げられた氣力のフルスイング。」「亡き恩師・高畠導宏氏に捧ぐ一発」と一面を飾りました。

師の教えを忠実に守った小久保は、見事な満塁アーチで、その恩に答えたのです。

岡村先生、まさにこれが「氣力のフルスイング」ですね。先生の教えがここまで浸透していました。

岡村先生、さらに高畠氏は高校教師になられて、子供たちに臍下の一点を教えるときにこう言われていたそうです。

「いいか、チンチンブラブラでヘソをまわして、それについていけ!」
講談社「甲子園への遺言」伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯)
  ジャーナリスト 門田隆将氏 著 より、

 なんと凄い、わかりやすい指導ですね。

そのままだとは思いませんか。まさに氣の極意です!