氣と尺八の呼吸

 今日は過ごしやすい秋の一日でした。久しぶりに2時間薬師公園で吹いてきました。尺八と氣の呼吸は吹ききるところが共通しています。臍下の一転を意識して吹いていると音色が澄んでくるので本当に不思議です。今日も何人もの方からいい音色ですね、と褒めていただきました。傍らでモエがじっと座って聴いているのを見て、昔のビクターの蓄音機を聴いている犬のようで、可愛いですね、とおっしゃるご年配の方もみえました。遠くから笑顔で声援を送ってくれる方もありました。

 吹き終えて帰り道、モエと池にかかっている橋を渡っていたら、27年前に担任をしたJ.Mさんという昔の生徒にばったり出会いました。私は気がつかなかったのですが、先生!!旧姓JMですと言って名前を言ってくれました。笑顔ですぐに元ブラスバンド部のMさんと解りました。ご主人とお子様の鼓太郎君と一緒でした。「すぐ解りましたよ。先生昔と同じですね。お若いですね、何か秘訣があるのですか?」と言うので、「氣」ですよ、と言うと、早速教えてくださいと言うので、橋の上で「氣」を出すレッスンを始めてしまいました。

リラックスの効用を説き、氣の出し方を教え、「折れない腕」を教えたところ、ビックリして、「す、すごい!何ですか?これは?」と驚いていました。「先生、昔のクラスメイトを連れて学校に行きますから、今度もっと詳しく教えて下さいね!」と言って喜んでくれました。鼓太郎君はママをとられたと思い、「またね!」と言うと「もういい!」って言っていました。(笑い)