臍下の一点で演奏を!

 芸術の秋になりました。私の学校では音楽活動がとても盛んです。毎年ブラスバンド部やオーケストラ部など全国大会レベルで優秀な成績をあげています。今日は放課後、楽器ファゴットの練習をしていたHさんが、私の氣の指導のことをうわさに聞き、教えてくださいというので、喜んで教えてあげました。先ずは演奏の姿勢です。立って演奏するときの姿勢ですが、これは演奏のみならずバッターボックスに入る打者や、ボールを待つテニス選手や、歌を歌う歌手、プレゼンテーションをする演説者、すべてこの姿勢で行えば落ち着いて、リラックスして、しかも集中できるのです。
1.両足を軽く肩幅に開いて、体重がつま先にあるのを感じて立ちます。
2.そのまま両手を太もものところに下げ手のひらを正面に向け、心を臍下15センチ(臍下の一点)に静めます。
3.その手を20秒間思い切りブルブルと振ります。
4.すぐにとめないでゆっくり半分半分とスピードを下げとめます。
5.これで身体の60兆の細胞に氣を送れ、リラックスすることが出来ます。(この姿勢が臍下の一点です)

 この状態で何事も始めてみてください。勉強でも、同じです。机に座る前にこの5つをやって始めれば、脳がリラックスしてくれていますので、書いたり、読んだり、計算したり、学習したことが頭にしみこんで行きます。座り方は椅子の先端にちょこんとお尻を乗せ、仙骨を立て臍下の一点に心を静め心身をひとつにするのです。
 さて、先ほどのHさんにこの状態でファゴットを吹いてごらんと言うと、目が点になって、「今までに出たこともない澄み切った音色です!すごい!有難うございました!」とビックリ喜んでくれました。
「落ち着いてやりなさい」とか「リラックスしてやりなさい」とかよく言われますが、その方法は?と聞かれると理解できなかったと思います。だらだらとやるのはダラックスです。真のリラックスを今日は理解していただいたと思います。
 皆さん、今日も「氣の全身呼吸」一緒にやりましょう。もっと詳しくお知りになりたい方は私のブログにリンクしている岡村先生のNPO法人「氣の活用法」をクリックしてご覧ください。